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2023/09/21  [ 薬剤師 ]

第56回日本薬剤師会学術大会参加報告

調剤事業部の山田です。去年、一昨年に引き続き今年も9/17,18にて開催されました日本薬剤師会学術大会の参加について報告致します。今年は第56回を迎え、場所は和歌山県での初開催という事でした。ちなみに私の学会発表としては去年から通して、去年の九州山口学会は熊本城ホール、去年の日薬学会は仙台国際センター(仙台城前)で今年は和歌山城ホールと全て城の近くという不思議なめぐりあわせでした。 

今回の大会はやや会場が離れたところで分かれて開催されましたが、実際にはコンパクトに運営されており、展示も至る所に分かれていたため、会場まで展示を見ながら移動する形をとっており、歩くのがただ苦痛というスタイルではなかったのもよかったです。ポスター発表も賑わっており、他の施設や会社がで有効だと思えるやり方を学ぶのには一番のポイントです。以前にも記載しましたが、ここで新しい交流を増やすことはこれからの人生でもプラスにもなります。個人的なことですが、今回は参議院議員である神谷まさゆき先生ともお会いしました。実は出身校が同じであったため、恩師の教授の話など短時間ではありましたが、共有する話ができたことも印象深いです。

さて、今回の学会発表としては久しぶりの口頭発表をさせていただきました。テーマとしては一昨年から実施された、保険薬局での検査実施による成果及び影響という内容です。当グループでもいくつかの店舗でコロナ検査を実施し、それを行うに当たって検査数や販売数などからこれまでの処方箋調剤以外にどのような影響を与えたかを考察していくというもので、実際には検査を実施してからコロナの検査キットの売り上げが上がっていたという結果でした。もちろん、検査を実施していないところでも売上がなかったわけではなかったですが、これまで検査キットの売上がなかった店舗が急に売れ始めたことなどからも、検査をきっかけに薬局自体を知ってもらえることにも繋がったのではないかとも考えられます。

また、今回の大会でのワードとしては対人業務のほかに、防災についての話もありました。和歌山県は南海トラフ地震のエリアでもあるため、来るべきときのための対策については抜かりなく備える必要があります。これは関西~東海地方だけの話ではなく、日本全体から世界にかけて考えなければなりません。地震だけじゃなく、台風や豪雨においても災害対策を講じる必要があります。そのために各薬局でもインフラはもちろん災害時の備品や災害時の薬の管理も必要になってきます。

今回は学会もとても有意義なものになりました。日常に変わりがないと思っている人にはとても刺激になるかと思います。そして一度学会発表をすることでさらに自分自身や自社の成長に促すことにもつながります。