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2022/10/31  [ 薬剤師 ]

九州山口学会参加報告

調剤事業部の山田です。今回は9/18,19にて開催されました九州山口薬学大会の参加について報告致します。私自身は毎年ポスターや口頭発表で様々な学会に参加しておりましたが、2020年以降学会も休止・縮小が続いていましたので3年ぶりの参加になりました。

今回の九山学会ですが日本でも最古の薬剤師の学会としての開催されており毎年各県持ち回りで開催されておりますが、今回は場所を熊本城ホールにて熊本地震からの復興の意を込めて開催されました。

しかし、当日が過去最大の台風襲来という日にも重なってしまい、行きの新幹線こそありましたが、その後は電車・バスは運航停止し、コンビニも閉店しているなど厳しいものでした。(2日目、何とか帰ることが出来ました)

学会は講演の聴講やポスター発表の閲覧だけではなく医療機器メーカーも多く参加しており、最新の分包機や監査機が展示してありデモを見ることも出来ます。また、今後の医療業界の流れに必要なシステムや機器も揃えてあるため、展示しているものを見ることで業務に必要なモノやシステムを考えることにも繋がります。今あるものを有効利用する方法を考える楽しさも出てきます。

今回はポスター発表させていただきました。現場で掲示されたポスターは100枚にもなります。一つ一つ満遍なく見たり、気になるところをメモされたり、写真を撮られるなど、自分たちの業務にプラスになるチャンスの場だと思っています。

発表の内容は昨年新人薬剤師のフォローアップとしてインシデントの課題と対策をまとめたものです。経験したインシデントからその対策を挙げて頂き、半年間の成果を図表にして実際に現場で活用できる形まで持っていけたことは新人薬剤師のみならず他の薬剤師の気付きになれたと思います。また、参加した多くの方にポスターを閲覧していただいたので、同じように新人薬剤師指導やインシデント対策に繋がればと思います。

久しぶりの学会でしたが、やはり自分を顧みることものとしても良いものです。知見を広げることはもちろん、人の輪を繋がることにもなることが学会の醍醐味の一つだと思います。今回の学会でもお世話になった他病院の薬剤部長や薬剤師会の方たちに久しぶりのあいさつができました。また、大学の先生にも会うことがあるため、現在の学生の動向などを伺うこともあります。

しばらくは懇親会等の難しいかもしれませんが、いつもと異なる地域で普段出会わないような症例や環境、そして新しい出会いに繋がることもありますので、学会に行ったことなければ是非参加をお勧めします。